ケンコーブログ

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ワンチャンの語源は麻雀!本来の使い方は逆だった??

どうも、かいろです!

本日はよく使われるイマドキ言葉「ワンチャン」の語源について、誤解されているので語っていきます。
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「ワンチャン」の意味

ワンチャンとは英語の「One Chance(ワンチャンス)」を略してワンチャンです。
一般的には「もしかしたら、ひょっとしたら」というような使い方をされていますね。

例)ワンチャン勝てるかもしれない。
  まだワンチャン残ってるぞ!
  忘年会の日、予定あるけどワンチャンいけるかも。
などです。


語源はマージャン用語というのは有名ですが、
麻雀中に「一回のチャンスをモノに出来れば、勝てる」という意味で使われていたというのは間違いです。


「ワンチャン」の麻雀での正しい使い方

麻雀がわかる人に向けにいうと、ワンチャンスとは
「他家のテンパイに対して7の萬子が4枚見えていたら8の萬子と9の萬子は順子(ならび)で使えないのでノーチャンスで通りやすい、
3枚見えていたら順子(ならび)で使える可能性は低いのでワンチャンス、つまりノーチャンスの下位互換。」
※この場合、シャボや単騎待ちはあり得るので正式には両面ノーチャンス(ワンチャンス)という。

ノーチャンスも、ワンチャンスもは放銃する可能性が低いことの理由づけとして使われていたのです。
俗にいわれている「一回のチャンスをモノに出来れば、勝てる」ではなく、
「数ある選択肢のうちチャンス(正解)が一つしかない」といったところでしょうか。



ですので、麻雀中に「ワンチャン通るだろ!」といってとある牌を切っている人が居たとしたら、
それは「ひとつのチャンスを掴みにいった攻めの一手」ではなく
「相手はひとつしかロンするチャンスがないのだから比較的安全だろう」という守りの一手なのです。
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私の説明が分かりにくい方はこちらをご覧ください。
dic.nicovideo.jp




マージャンが分からない方、申し訳ありません。
わかりやすくカイジのEカードに例えると、
奴隷側は奴隷カードを皇帝にあわせなければいけない。
皇帝側は奴隷がくるそのたった一回を防げば勝ち、つまり皇帝側は常にワンチャンのゲームなわけです。
dic.pixiv.net


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余計わかりずらいですね。笑
もうしわけありません。

例えば、1~9までのトランプが4枚ずつ計36枚あります。
手札としては2枚持っていて、山札一枚引いて一枚場に捨てる。
捨てたカードは使えないものとします。
自分の引いたカードや相手が捨てたカードで、
123や456のように並びで3つのカードを揃えたら勝ち。
というゲームをしているときに

「7」のカードが3枚見えていたら
678、789、といった並びは作りずらいですよね?
この場合「8」と「9」のカードを捨てた時にアガられずらい。

という意味です。


他にも麻雀が語源の言葉は多くあります。

「メンツ(面子)」
…順子(シュンツ123)や暗刻(アンコ111)などの3個で一揃いになる事を指す意味から、麻雀をするメンバーに例えられて使われるようになった。
チョンボ(錯和)」
…麻雀であがることを「和了(ホーラ、あがり)」と言うのですが、間違ったあがりなので「錯和」と書くわけです。ミスの事でよく使われますね。
「テンパイ(聴牌)」
…麻雀であと一手で上がれる状態を指します。このことから「状況が整った」というニュアンスで使われていたテンパイですが、いつのまにか「和了の直前」といった意味から「期日の直前」→「差し迫っている」といった使われ方をするように変わりました。
「アリアリorナシナシ」
雀荘でコーヒーを頼むと砂糖とミルクを聞かれます。砂糖もミルクも欲しければアリアリ、ブラックの事はナシナシといいます。
意外と使っている人が多いこの言葉、発祥は雀荘なんですよね。
茶店などで「ホットアリアリで!!」といっているサラリーマンがいたらきっとその人は普段から雀荘に通っている人でしょう。



ちなみに、えっちなお話しで使われるあの言葉も麻雀由来のものがあるのです。笑
ヒントは「白」という牌のツルツルの状態を指した「白板」です。
気になる方は調べてみてください。
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それでは本日もありがとうございました!